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セラミックとは
もともとは、陶磁器全般を指す意味で使われていた言葉で、セトモノ皿など高温で焼き固めた個体を指し「セラミックス」とも呼ばれています。
用途としては陶磁器、ガラス、セメント、身近なものだとご飯茶わん、家のタイル等々
耐熱性、耐久性、耐侯性に優れていて様々な用品の素材となっています。
では外壁塗装に使われる「セラミック塗料」とは何ぞや?詳しく見ていきましょう。
セラミック塗料とは?
実はいまだきちんと統一された定義がない言葉です。
「セラミック塗料」の他にも「セラミックス塗料」「セラミシリコン」等々様々な名称があります。
覚えておきたいことは「100%セラミックの塗料」というのはこの世に存在しません。セラミック塗料と呼ばれるものは、あくまで「塗料に"セラミックの成分"を混ぜてある塗料」のことです。
外壁塗装を行う業者の中には、「うちはセラミック塗料を使ってます!」という理由で通常より高額な見積もりを出してくる業者がいます。
もちろんセラミック塗料は、一般的に普通の塗料×1.5倍ほど工事代金がかかる。と言われています。ただひとことで「セラミック塗料」といっても、様々な種類があり原価の差が大きいのが事実です。
ほんの微量しかセラミックを含んでいない塗料なのに、通常塗料の倍近い工事代金を言って来る業者があります。その場合、塗料の性能についても誇大していることがほとんどです。
セラミック塗料の特徴・メリットと種類
- 耐熱性が高い
- 紫外線に強い
- 硬度が高い
- 汚れにくい
セラミック塗料は耐久性や耐熱性にも優れていてとても良い塗料ですが、無知ゆえに「名前だけのセラミック塗料」に高額なお金を払うはめになりかねないので、使うには注意が必要です。
セラミック塗料は主に下記4つの種類に分けられます。知識をつけた上で施工を考えましょう。
セラミック塗料の種類
- 塗料にセラミック成分を混ぜ、塗膜表面をセラミック成分でカバーするもの
- 塗料に機能を持たせる為のもの(断熱効果・汚れにくくする、等)
- 外壁に意匠性を持たせるためにセラミックを使うもの
1.塗料にセラミック成分を混ぜ、塗膜表面をセラミック成分でカバーするもの
塗料の中にセラミック成分を入れた塗料です。これを外壁に塗装すると、乾燥する過程でセラミック成分が塗膜表面に浮き出てきて配置されます。
表面にセラミックが配置されることによって、耐熱性、耐侯性、耐久性、汚れにくい・・といったセラミックの特徴が外壁に生かされます。
きちんと乾燥する過程で、塗膜の表面にセラミック成分が配置されれば良いのですが、うまくいかないと塗膜の中にセラミックが残ったまま固まってしまいます。施工業者が、その塗料メーカーが推奨する施工方法と乾燥方法・時間を守って塗装することが大切です。
また、注意したいのは、こういった塗料にセラミック成分を混ぜた塗料のことを塗料メーカーは「セラミック塗料」とは正式に言っていません。施工業者が「セラミック塗料」と大げさに宣伝していることも少なく無いことを知っておきましょう。
2.塗料に機能を持たせる為のもの(断熱効果・汚れにくくする、等)
1.と少しかぶるのですが、乾燥過程によってセラミック成分が表面に配置されると、親水性が高くなり、汚れが雨水ですぐに落ちるようになります。
また、セラミックは硬度が高いことが特徴の素材ですが、それを利用して外壁の硬度を上げ、汚れを付着しにくくする・・・など、セラミック成分を使って塗料に機能をもたせます。
汚れにくさだけでなく、特殊なセラミックを混ぜ塗料に断熱効果を持たせた塗料もあります。日進産業のGAINA(ガイナ)という塗料がそれです。
▲セラミックビーズ
「断熱セラミック」と謳われている塗料で、セラミックビーズというメーカー独自の特殊なセラミックが入った塗料です。このセラミックビーズは、先に紹介した「塗膜の表面にセラミックを配置する」どころではありません。塗膜の表面をセラミックビーズでビッシリ覆う事が可能です。
それによって断熱効果が非常に高い塗料となっています。ガイナ塗料を業者が施工するには販売メーカーの研修を受ける事が必要で、他にも条件がありそれを満たさない業者は扱う事ができません。
3.外壁に意匠性を持たせるためにセラミックを使うもの
意匠性とは、天然石調・砂岩調・多色石調など外壁の意匠(見た目)のことを言い、この骨材としてセラミックを使用したり、山本窒業のようにカラーセラミックスを仕上げ材として利用したものがあります。
カラーセラミックスは多数の色合いと奥行き・立体感のある外壁にすることができ、神社にも使われている塗料です。
▲カラ―セラミックス 表面拡大写真
セラミック塗料の耐用年数
上記に述べたように、セラミック塗料には様々な種類があるため、種類によって耐用年数が異なります。
例えばシリコン塗料に微量のセラミック塗料を混ぜたものは、耐用年数はシリコン塗料と同等となりますが、ガイナのように特殊なセラミック塗料では、メーカー発表で耐用年数20年と言われています。
セラミックはもともと硬度が高い素材なので、硬い=割れやすい → クラック・ひび割れが起きやすいというデメリットもあります。
塗料が10年剥がれなかったとしても、ひび割れが10年間起こらないとは限りません。
セラミック塗料だから何十年持ちますよ、といった何の説明もない根拠も無いことを言って来る業者は信用できませんので、セラミック塗料を塗装したい!と思ったときには、
- セラミックを塗装で扱った実績はあるか
- セラミックの機能について説明できるか
- メリットだけでなく、デメリット(ひび割れ)も理解しているか
- 実際塗装する職人にもその知識があるか
上記の内容について業者に説明を求めることを薦めます。
2度目になりますが、セラミック塗料、というものは今はまだ明確に基準や「こういうものがセラミック塗料ですよ」といった規定が全くありません。また100%セラミック塗料というものは存在しません。
あとで後悔のないよう、しっかり上記のことを確認された上で施工に踏み切りましょう!
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