本ページはプロモーションが含まれます
平均的な外壁塗装工事の期間は8日間~12日間
平均的な30~40坪ほどの4LDKの家を施工した場合、職人は2~3名、工事期間は8日間~12日間で終了します。
一般的な工事工程・作業内容例
1日目 足場を組む
足場は、1日目に丸一日かけて一気に組んでしまいます。最近、足場が急に倒れて通行人が下敷きに・・・なんていう事故もありました。事故を起こさないためにも足場組みはとても重要な作業です。
安全のためももちろん、足元がしっかりした状態でないと、職人さんが確実に作業することができません。素敵な外壁・屋根に仕上げるためには大切な工事です。
足場を組むときに音が出るため、この日は工事期間の中でも特に騒音が気になる日です。事前にお隣さん等、近隣の方へ挨拶しておくと苦情を防ぐことができます。煩いご近所さんがいる場合は特に注意です。
(関連記事:足場の費用・価格相場)
2日目 外壁、屋根の洗浄
足場を組んで高い所へ手が届くようになったら、次は家の丸洗いです。古い汚れが残ったままでは、上に塗料を乗せてもすぐに剥げてしまいます。
■洗浄で落とすものは?
- 汚れ
- 劣化した塗料の粉
- 苔
- カビ
高圧洗浄機という専用の洗浄機を使って洗浄していきます。細かい部分や、洗浄機がかけられない部位はブラシなどを使い手作業で汚れを落としていきます。
ただ洗うだけではなく、この高圧洗浄機で壁や屋根を洗浄しながら、外壁・屋根の劣化具合や痛みの詳しい様子を目でしっかり確認していきます。
(関連記事:高圧洗浄の費用・価格相場)
3日目 養生・下地調整・さび止め塗料塗布
実際に塗り作業に入る前に、下準備を行います。
■養生
外壁塗装においての「養生」とは、塗料がついてはいけない部位をビニールなどで覆って塗料がつかないように保護することです。
窓など外壁周りだけではなく、必要に応じて室外機や植木、車やバイク、自転車なども塗料が付かないよう養生を行います。
■下地調整
外壁にひび割れやはがれ、膨れなどの劣化がある場合は処理を行います。そのまま上から塗料を乗せては絶対にダメです。サイディングボードの目地部分(シーリング)も必要に応じて行います。
下地調整がきちんとされていないのに塗装工事を行うことは出来ません。ひび割れに対する処理をしていない場合、上から塗料を乗せてもまたそこからひび割れを起こします。他の劣化トラブルも同様です。
下地調整は、塗装に入る前の下準備として最も重要な項目です。見積もりに「下地調整」「ケレン」などの項目が含まれているかどうか、内容と共にしっかり確認しておきましょう。
■さび止め塗料塗布
一般的に、鉄部にはさび止め塗料を塗っておきます。家によって違いますが、鉄部とは雨戸や破風、戸袋、ベランダの手すりなど。
このさび止め塗料を塗るか塗らないかで、家の持ちがだいぶ変わってきます。見積もり時には業者さんに「鉄部にさび止め塗料を塗りますか?」と一言聞いてみて下さい。
4日目 下塗り (外壁塗装)
いよいよ実際の外壁塗装工事に入ります。下準備に3日もかかっていますから、施工主さんは、まだかまだか、と待ちに待った日です。
ただ、色付きの塗料を塗るのはまだ今日ではありません。塗装の基本は3度塗り。まずは中塗り・上塗り塗料がしっかり壁に定着するよう、下塗り塗料を塗ります。
下塗りに使う塗料の種類は、外壁の材質に合わせたものを使います。見積り書には、シーラー、フィラー、プライマーなどと記載されていることが多いです。塗料名が書いてある場合もあります。
(関連記事:シーラー・フィラーの費用・価格相場)
通常、中塗りと上塗りの塗料は同じものを使いますが、その塗料の仕様書に塗料メーカー指定の下塗り剤が書いてあります。(つまり、この塗料にはこの下塗り剤を使って下さい。と指定してある)
その仕様書の通りに施工をするのが一般的です。外壁だけでなく、軒天の塗装がある場合は軒天の下塗りも一緒に行います。
5・6日目 中塗り・上塗り (外壁塗装)
いよいよ打ち合わせで決めた色が外壁にのっていきます。
上記に書いた通り、塗装は3度塗りが基本で、中塗り・上塗りは同じ塗料を2度重ねます。1回1回、しっかり乾いた上に重ね塗りをしなければならないので、通常は4日目:中塗り、5日目:上塗りと工程を分けて行います。
まれに1日に中塗り~上塗りをやってしまう業者があるということです。業者としては、日数が少ない方が人件費も浮くので利益が増えるわけです。でも、乾ききっていない塗料の上に塗料を重ねても塗料本来の性能が発揮されません。そのような説明をされたら、かなり注意が必要です。
7日目~9日目 屋根の塗装
外壁塗装が終わると、次は屋根の塗装を行います。屋根も外壁と同じく、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りが基本です。
作業内容は外壁とほぼ同様です。使用する塗料は、屋根の種類に合わせて選択されます。屋根のこう配がきつい場合は、屋根にも1日目に足場を組んでおきます。
屋根塗装の注意点としては、「縁切り作業」「タスペーサー設置」どちらかが行われているかどうか?の確認をしておくことです。
(詳しくは→屋根塗装の縁切りは必要か)
10日目~ 付帯部分の塗装
外壁と屋根の塗装が終わったら、雨どいや雨戸、戸袋など打ち合わせ時に決めていた付帯部分の塗装を行います。この部分は2度塗りで終わることもあります。
次回の塗り替えの事まで考えると、付帯部分の塗装も外壁や屋根に塗った塗料と同じグレード(耐用年数が同等)の塗料を選ぶべきです。
外壁塗装工事期間に注意すること
仕事で日中家を開けてしまうとか、どうしようもない事情がある時を除いて、作業の進捗具合や、仕様書と同じか?打ち合わせ通りか?チェックを欠かさないようにしましょう。
家に居られない場合、帰宅時の暗い時間帯にチェックするのではなく、出勤前の明るく外壁や屋根がよく見える時間帯に進み具合をチェックしましょう。
1日2,3回は「今何をしているかな?」と様子を見ておく。これだけで大体の作業ミスが防げます。特に最近は、営業担当者と施工する職人は全く別で、打ち合わせが十分にされておらず打ち合わせと話が違う!というトラブルが増えています。
指定していた色と違った、3度塗りと言っていたのに2度塗りで終わっている、予定していた箇所が塗られていない、等々
作業期間中に発生するトラブルのほとんどが、営業担当者←→職人の間できちんと話し合いがされていないことによるものです。まずは1日目に職人さんからも工程や仕様について説明を求めるのが確実です。その時点で相違があればそこで訂正ができます。
【より安い費用】、【より優秀な業者】で外壁塗装を行う方法!
外壁塗装工事の一括見積りで、費用が300万円→90万円に。
【210万円も安くなりました】
日本最大級の外壁塗装専門サイト「外壁塗装の窓口」で、1番安い外壁塗装業者が見つかります!
参加業者は厳選された優良業者のみ。複数社の見積もり額を比較できます。
一括見積り数10万件以上の実績があり安心して利用ができます。もちろん利用は無料です。
雨戸の塗装 ←戻る | 次→ 雨が降ったとき |