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さび止め塗料を何故塗るのか?
- ・なぜ?サビの発生
- さびは、大気中の水分が電解質溶液として作用し、金属と接して局部電池を発生させることにより、陰極部で鉄がイオンとなって溶出し、酸化鉄(=さび)となることにより発生する。
どんな塗装でも多少はさびの進行を妨げることはできますが、塗料の塗膜が水や空気を通すので、サビを完全に抑える事はできません。さびを抑えるために欠かせないのが、さび止め塗料です。
さび止め塗料の役割
- 基板を酸素や水分から遮断する。
- 電気抵抗の大きい皮膜をつくる。→イオン化防止
- 鉄面をアルカリ性にする。
- 腐食電流の発生防止
さび止め塗料の種類
下塗材 | 主組成 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|---|
一般用さび止めペイント JISK5621 1種 2種 3種 |
べんがら | サビ止め効果が小さい | 一般用 |
鉛丹さび止めペイント JISK5622 1種 2種 |
酸化鉛 | 金属石けん生成 アルカリ性 |
長期暴露 橋梁など屋外構造物 |
亜酸化鉛さび止めペイント JISK5623 1種 2種 |
亜酸化鉛 | ||
塩基性クロム酸鉛さび止めペイント JISK5624 1種 2種 |
クロム酸鉛 鉛 |
||
シアナミド鉛さび止めペイント JISK5625 1種 2種 |
シアナミド鉛 | ||
ジンククロメート鉛さび止めペイント JISK5627 A B |
ジンククロメート 酸化亜鉛 |
クロム酸イオンが反応し 不動態化 |
A 亜鉛メッキ品 B 一般鉄鋼製品 |
MIO(Micasious Iron Oxide) | 酸化鉄 アルミ |
雲母状の結晶が透過を 遮断 |
|
変性エポキシ樹脂塗料 | エポキシ樹脂 | キレート反応により 不動態皮膜を形成 住宅の塗り替えに 適している。 |
|
塩化ゴム系塗料下塗材 | 塩化ゴム | 重防食 |
さび止め塗料のチェックポイント、注意点
上塗り材は、下塗り材に合っているか?
一般用さび止めペイント ←→ 合成樹脂調合ペイント
鉛丹さび止めペイント ←→ アクリル樹脂系ペイント
変性エポキシ樹脂下塗塗料 ←→ アクリルウレタン塗料
塗り替えの場合
塗装する前にケレン作業が行われるとはいえ、完全な100%のさび落としが出来るか?といったらそれは困難なことで、これを補うために、さび止め塗料を使うという選択肢は非常に有効です。
重要な部分、鉄部はもちろん多少値は上がったとしても高性能なさび止め塗料を使われる事をおすすめします。
外壁塗装の塗り替えには、浸透性のエポキシ系さび止め塗料が適しています。浸透性のさび止め塗料は、素地の中へ浸透してくれます。表面の凹凸部分に隙間を作らないのでさびを抑え込むことができます。(ただ変性エポキシ系さび止め塗料は高価格)
錆止め塗料費用の平均
さび止めの平均費用:300~900円/m2
サビ止め塗料のグレードによって大きく変わります。
JISK5621~5625程度のさび止め塗料であれば300~500円/m2程度ですが、高価な変性エポキシ系さび止め塗料を使用する場合は900円/m2、業者によっては1,000円/m2以上となることもあります。
2,000円/m2いってる業者はあまりに高すぎますので、注意。
まとめ
さび止め塗料は、高価なものを使用すれば部位によっては高額になります。なのに目には見えないですし、仕上がりの差にも影響しない。
なので必要性をあまり感じない人も多いかもしれませんが、鉄部には欠かせないものです。屋根にもさび止め塗料が使われます。
工事終了直後は、塗っても塗らなくても差は無いですが、数年後の差がまったく違ってきます。さびは一気にその物を汚く古く見せてしまいます。
塗り替えの時期が早まれば結局その時お金がかかります。さび止めはしっかり高価なものを使用して貰う事をおすすめします。
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